ペテルブルグは燃えているか

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数か月前、文庫のくせにやたら値が張ることでおなじみ、講談社文芸文庫のリクエスト復刊キャンペーンというのをやってるのに気づいて、ロシアの象徴主義の詩人アンドレイ・ベールイの長編小説『ペテルブルグ』に投票した。
 
票を投じるにあたってコメントを書けということだったので、前々から手元に欲しいと思いつつ高値の古本を前に尻込みしてきたこともあり、とにかく復刊してほしい一心で夜中のテンションを駆ってめちゃめちゃのめちゃに褒めちぎった。そしたらありがたいことに、当選というのかなんなのか、復刊したものをいただけることになった。
 
そのとき書いたコメントが「東京都・20代・男性」の意見として帯に載っている。広告なんかでよく目にするどこどこ在住の匿名の誰々なんてほんとに存在するのかよ、と思っていままで生きてきたが、この「東京都・20代・男性」に限っては存在します。それがぼくなのです。