『π』という映画を見ました。

ツタヤって、DVDとかCDめちゃめちゃ探しづらくないですか。あんなに整理整頓が苦手そうなのに、どうして図書館運営したいの。

 

9日、『π』という映画を見る。下のPVに使われている映画のひとつがこれだと知ったため。たまたま。

 


TABOO1 feat.志人 「禁断の惑星」 Produced by DJ KENSEI - YouTube

 

ちなみにアニメの部分は『ファンタスティック・プラネット』、高度な文明を持つ巨人に支配される人間が反乱をくわだてるという筋書きで、『進撃の巨人』の元ネタかと噂されている作品。どうなんでしょう。

 

『π』は、20歳で数学の博士号を取得し、世界の法則はすべて数学的に解き明かせると信じる天才青年が、コンピューターを駆使した株式市場の研究に没頭するなかで偶然、円周率に潜む世界の秘密、この世のすべてを解き明かす手がかりとなるかもしれない216桁の数字に出会い、主人公の才能を利用しようとする投資会社のエージェントやユダヤ教神秘主義集団に付け狙われる、というのがおおまかなストーリー。

 

狂人すれすれの姿勢で研究にのぞみ、大学の元指導教官に、お前がやっているのは数学ではない、数字占いだ!と諭されてしまう主人公は、行く先々で悪夢的な光景を目にするようになる(手が血まみれの男、放置されたむき出しの脳みそ)。彼はほんとうに世界の真実にたどり着いてしまったのか、それとも単に誇大妄想にとりつかれただけなのか。『競売ナンバー49の叫び』を読んだときの感覚を思い出しました。

 

11日の日曜日には、新宿で映画。『心が叫びたがってるんだ。』を4時から知人と見る約束をしたので、その前にひとりで『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』。2013年のアニメミライに出品されて話題になった25分ほどの短編と、新作の続編50分くらいの2本立て。ぜんぜん泣きどころじゃないところで泣きました。先生がシャイニィシャリオなのかどうかとかも明かされてないし、さらなる続編が制作されると信じています。やっぱりいつだって、信じる心が魔法なんだよなあ。

 

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しあわせすぎてクリアファイルを買う。ぼくの遺骨はこれに入れて保管してもらおうと思っています。

 

『心が叫びたがってるんだ。』は日頃から、中高生の恋愛しか見たくない、中高生の恋愛以外のものを見るくらいなら太陽で目を灼いたらいいと感じているぼくにとっては、好物以外のなにものでもなかった。ただ終わり3分の1くらい尿意と闘いながら見ていたので、できれば折を見てもう一度見に行きたい。一緒に見た知人はクラシック音楽に歌詞をつけるなとかクラスがあんなにまとまってるのが不自然とか文句が多かったので、ぼくの全人生を賭して蛙にしておきました。ラブストーリーを減点方式で見るやつは、王子様のキスでまことの愛に見舞われるまで地べたを這っているのがお似合いだ。お似合いだよ。

 

帰宅して夜には『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』。今期見るアニメはこれと『終物語』だけになりそう。いつだってぼくが欲しているより少し、ラブコメは不足している。