新海的恒例

言の葉の庭』、去年も7月ぐらいに見てたらしい。やっぱり梅雨の時期(明けてないよね、まだ?)には一度見ておきたいというのがあって、今年もツタヤで借りてきた。これにしろ『秒速』にしろ、そんなに好きならDVD買えばいいじゃないと自分でも思うが、好きだから手元に置いておくというのがなんだかとても非新海的な営みであるような気がして、踏み切れないでいる。非・新海的。まあ、逆に新海的営為というものが日常に踏み込んできたとして、それはそれで生きづらそうな気もするけど。

 

アニメ、7月からのクールではピンとくる作品が1本もなくて見ていない。毎週何曜はこれ、と決めて深夜にアニメを見るのは、まあ時間を取られると言えば取られるのだが、しょせん30分だし、生活にリズムが出るので調子がいいと言えば調子がいい。というわけで今はなんだかふわふわ落ち着かない毎日を送っているが、一方で体が軽いというのか、妙な解放感も味わっており、そろそろ潮時かな、アニメばっか見てる年齢でもないのかな、としんみり覚悟してはいる。ちなみに6月までは『響け!ユーフォニアム』が大変良くて(特に8話と11話)、なんだ僕もスポ根もの(スポ根ですよね、あれ)に感動しちゃうタイプの人間だったのかとがっかりした。京アニえらい!

 

アニメ見てないとか言いつつ、別にその埋め合わせというわけでもないけど今日は『言の葉の庭』だし、先日は『楽園追放』を借りてきて見た。『サマーウォーズ』と似ていなくもない設定で、それの50倍はおもしろいSFだと思ったが、結局幼い女の子が出てきて裸になってドンパチやって年上の男性に感化されないとダメなんですか、それって男の夢なんですかと、ちょっと鼻白んだのは事実である。以前『マルドゥック・スクランブル』のアニメ3部作を見たときも同じようなことを思った。なるほど現代日本、笙野頼子が怒って面白いことを書くわけである。

 

あとは、ツタヤがタルコフスキーはじめました的な感じだったので、借りて見ている。