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『聖なる一族24人の娘たち』という映画を見ました。

見逃したと思ってあきらめていたら、阿佐ヶ谷のちっこい映画館でまたやってるのだという。欲望都市TOKYOはこういうときほんと便利ですね。 www.youtube.com 原題は直訳すれば「草原のマリ人の天の妻たち」で、「神聖」やら「一族」やらはどっからきたのか、…

『ユーラシアニズム』について、備忘録代わりに。

書評というにはごちゃごちゃしている。 アメリカのジャーナリストの手になる『ユーラシアニズム ロシア新ナショナリズムの台頭』(NHK出版)、おもしろいかおもしろくないかだけでいえば、知らない情報満載でなかなかおもしろい。一方でこのおもしろさは少々…

『とうもろこしの島』と『みかんの丘』という映画を見ました。

秋っぽ。マジ寒。でも寒いのだ~い好き。チョコあ~んぱん。 10月29日、古本まつりのにぎわいを横目に、神保町の映画館で『とうもろこしの島』と『みかんの丘』を見る。 www.youtube.com どちらも監督はグルジア人だが、一口にグルジア映画ともくくりづらい…

八つ裂き!恋は自然災害

そりゃまあ順当にいけばそれしかないだろという感じなのだが、 2002年から2005年にかけてジャンプで連載されていたラブコメ『いちご100%』の作者は当初、主人公と東城綾をくっつける予定だったらしい。しかしみなさまご存知のとおり(ご存知だね?)、最終…

書評(おまけ)

ところでぼくは昨年、アクーニン『堕天使殺人事件』(岩波書店)の書評も書いたのでした。これもどこに書いたかとかはガン無視してほしいのですが、しかしまあ、それなりに時間をかけて書いたものがあまり人目に触れないというのも悲しいので、書評の恥は書…

『ロシアあるいは対立の亡霊 「第二世界」のポストモダン』書評②

『ロシアあるいは対立の亡霊 「第二世界」のポストモダン』書評2つ目(1つ目はこちら)。 ロシアあるいは対立の亡霊 「第二世界」のポストモダン (講談社選書メチエ) 作者: 乗松亨平 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/12/11 メディア: 単行本(ソフトカ…

『ロシアあるいは対立の亡霊 「第二世界」のポストモダン』書評①

昨年12月、講談社選書メチエより乗松亨平『ロシアあるいは対立の亡霊 「第二世界」のポストモダン』という本が出ました。出たよね? ロシアあるいは対立の亡霊 「第二世界」のポストモダン (講談社選書メチエ) 作者: 乗松亨平 出版社/メーカー: 講談社 発売…

そしてある日人類は「食」に復讐する

料理人は、たとえ素人であっても、しっかりした倫理的基盤をもたない意気地無しになる権利はない。誰でも好きなように食べればいいじゃないか、などという道徳的相対主義は、料理の道とは相いれないものだ。(ピョートル・ワイリ、アレクサンドル・ゲニス『…

ペテルブルグは燃えているか

数か月前、文庫のくせにやたら値が張ることでおなじみ、講談社文芸文庫のリクエスト復刊キャンペーンというのをやってるのに気づいて、ロシアの象徴主義の詩人アンドレイ・ベールイの長編小説『ペテルブルグ』に投票した。 票を投じるにあたってコメントを書…

アナーキーに生きなきゃ

自分がこんなに困っているのは、内務省がムダに発禁処分をだすからだ。内務省がわるい、カネがほしい。だったら、内務大臣からカネをもらえばいい。1916年10月30日、大杉は、ふところにナイフをしのばせて、内務大臣の後藤新平を訪問した。官邸にいってみる…

『イングロリアス・バスターズ』という映画を見ました。

このところマメに映画を見ているのは、近所のツタヤでDVDレンタル100円(しかも貸出期間がいつのまにか10日になってる)だったのと、7月から見るアニメがなくって口寂しいからである。これを機会に映画でも見るかと、いそいそと数本借りこんではきたものの、…

百日紅×百日紅

昔NHKに『コメディーお江戸でござる』っていう番組があって、小さいころ好きでよく見ていた。本編の喜劇も面白かったけど、それが終わったあと、江戸文化研究家の杉浦日向子さんが出てきて解説をするパートも好きだった。彼女の本をきちんと読んだこともなく…

「文学的な言葉で政治を語ることは可能か、またそれに意味はあるのか」という問いを立てることに意味はあるのか、そんな議論はやめてうどんを食べたほうがいいんじゃないのか

毎週木曜日は『グラスリップ』。これは最高のアニメである。説明は要らない。愛さえあればそれでいい。 ところで最近知り合いの女性が「若者文化を知りたい」と老女みたいなことを言いだし(僕よりは年上で既婚だが、別に、まだ全然若い)やおらTwitterを使…

ヴィクトリヤ・トーカレワ「日本の傘」

作者 ヴィクトリヤ・トーカレワ Токарева, Виктория Самойловна 1937年レニングラード生まれ。レニングラード国立音楽大学卒業後、モスクワで音楽教師として働きつつ執筆を始める。その後入学した全ソ国立映画学校在学中の1964年に短編「嘘のない一日」を発…

「カフカ―ス」

「私たちの計画は大胆だった。同じ汽車でカフカース沿岸に向かい、その全く人気のない土地で3,4週間過ごそうというものだ。私はそこに土地勘があって、いつだったかソチの近くでしばらく暮らしていたこともあった。まだ若く、孤独だった私は、暗い糸杉の林…

キリル・コブリン「街角のカフェ」

ロシアの作家キリル・コブリンの短篇「街角のカフェ」(2006)の紹介。いつ書いたのかは忘れた。 作者プロフィール 1962年ゴーリキー(現ニジニ・ノヴゴロド)生まれ。歴史家、エッセイスト、小説家、ジャーナリスト。ゴーリキー大学(現ニジェゴロド国立大…

古本屋に全弾発射

昼飯。西荻窪「パパパパパイン」にてパイナップルラーメン(塩)。 スープにパイナップルジュースが投入してあるという、どう考えてもキワモノの類だが、これはこういうものとしてそれなりに。 それから古本屋をまわる。盛林堂、にわとり文庫、モンガ堂、TIMEL…